その他
第63回日本手術看護学会東海地区大会 報告書
セミナー報告概要
- 日時
- 令和5年11月11日(土)9:30~16:30
- 開催場所
- ウインク愛知
- 参加者
- 314名(会員:154人 非会員:160人)
第63回日本手術看護学会東海地区大会へのご参加、ありがとうございました。
第63回日本手術看護学会東海地区大会のテーマは、「進化し続ける周術期医療の中での私達の役割」とテーマを決めました。特別講演では、「周術期看護を実践する上で私達に求められること」とし、周術期医療の中で私達が果たしていく役割について法的視点で考えられるように、田辺総合法律事務所 弁護士 三谷 和歌子先生によるご講演がありました。また、現場での看護実践事例について10例の発表、共に働く特定看護師の役割を理解し、手術室での協働や自身のキャリアアップを考えるシンポジウムを開催しました。地区大会を通して、皆様の施設で実践されている「周術期看護」をより良いものに、そして、自施設での看護に活かして頂ければ…と思います。
アンケートでお答えいただいた地区大会の参加理由や、今後学会で取り上げてほしいテーマや要望を参考に、今後とも皆様の興味関心にお答えする企画を考えていきたいと思っております。
日本手術看護学会 東海地区幹事一同
アンケート結果
- アンケート回答
- 144名
- 回収率
- 45.9%
1.手術室看護経験年数
2.東海地区大会を知るきっかけは(複数回答あり)
3.東海地区大会に参加してどうでしたか
4.地区大会で企画したプログラムの内容はどうでしたか
5.東海地区大会に関することで気づいたことがありましたら自由に書いてください
会場、運営等に関すること
- 年々参加者が少なくなっているように感じます。当日参加もOKとしてはどうでしょうか?
- 受付:正会員、非会員の列が言われないと分からなくて、行列が前にできていたのに一番後ろに行って再度並びなおしたので残念でした。分かるようにして欲しいです。
- 受付した際、領収書の提示を求められました。事前に受付にいる物をプログラムに書いて頂けると慌てずに済むのではないかと思った。
- 正会員の受付でしたがスムーズに行かなかったからなのか、あきれられる様子が感じ取れたので、感じが悪いなと思った。正会員だけど、会員をやめようと思いました。受付はどこもその日の会員といえます。残念でした。
- 受付時「申込番号」が必要であることを事前案内に書いてあるとスムーズだったと思います。
- 名古屋が一番参加しやすいです
- ホームページの案内に会場ビルの案内はあったが、受付がどのフロアにあるか、記載がなく迷ったので記載頂きたい。
- 会場が寒かった。
- 空調が効きすぎて寒かった
- ボ-ルペンが朝一でいただけるとありがたかったです。
- 会場が広いので質疑用のマイクをもう少し多めに設置してはどうか
意見・感想等
- 近年増えている特定看護師の役割・業務について知ることができ良かったです。
- 特定行為の希望者が増加するといいですね。
- 特定看護師の活躍はめまぐるしく、今後拡充が期待されるが、医師との信頼関係の構築等の問題に対しての対応も重要となる
- 特定行為の話がいろいろ聞けて参考になった。
- 術後疼痛管理についてどの施設も取り組んでおりそれぞれの工夫を聞けてよかった。
- 研究の講評が聞けて今後の課題や自身の研究の参考になります。
- 特別公演とてもよかったです。医師の間違いに気づき指摘できる知識をNSも持っていないと、講演にもあったように漫然と従ってしまう事が多いと思います。患者を守るためにも、NSのスキル向上の意識は重要と感じた。
- 施設の活動やシンポジュウムを聞いて自己のキャリアについて考えることができた。ランチョンも先生の講演が具体的で分かり易かった。
- 勤務場所によっては特定看護師(行為)の経験を得ることが困難だと思うので、今回のシンポジウムの内容は興味深かったです
- 近隣病院の今の状況や新しいこころみなど知ることができてよかった。
- 特別講演、シンポジウム、ランチョンセミナーととても興味が合ったテーマであったため、タイムリーでとても良かった。
6.今後開催する東海地区学会において、希望する講演テーマがあれば教えてください
- 腰椎麻酔や伝達麻酔など意識下での手術における看護師の役割
- 大腿骨手術における出血リスク、出血性ショックについて
- 術中発生した褥瘡について、多職種も含めて考える。
- ハイブリッド手術について
- カイザーのバースプランについてもほかの施設がどう取り組んでいるのかもっと聞いてみたい
- 社会人基礎力が低いスタッフへの教育について
- 手術室における新人・異動者教育について
- 看護実習(学生・教員)が手術看護に求めることは
- コロナ禍で学生実習を過ごした新人看護師の特性やそれを踏まえた指導方法のアドバイス
- 人材育成・閉鎖的な環境でのスタッフ間、Dr-Ns等のコミュニケーション問題等
- 心理的安全性について
- 手術中における事故、ヒヤリハット事例にスポットをあて、そこから今後の手術看護を考える。どの病院でも起きていることは身近なことで共感できると思う
- 手術室の安全管理
- 周術期医療と継続看護。看護のシームレス化
- 手術における診療報酬について
- リフレクションから学ぶ手術看護
- 特定行為実践報告(活動や取り組み内容が面白かった)
- 特定看護師の働き方について、手当や報酬について
- 看護倫理
- 患者の性別によって考慮(配慮)が必要と考える手術があるか?東海地区の病院はどのように考え担当スタッフを配置しているか?(例えば婦人科手術には女性スタッフしか担当させないとか、男性のTURは男性スタッフに回すことが多いとか。)
- 術後疼痛管理
- 新人、管理者向け以外のセミナーにしてほしい
- 近年NPや特定行為などの内容によってきている気がするのですが、現在のところ少数派かと思われます。看護業界は女性が多いのでこの背景をふまえ、ここで得た学びを現場に返しやすいテーマや内容がいいなと感じます。
- 今回の特定行為研修についてやランチョンセミナーの術後疼痛管理チームについての様な現在進んでいることなど
- 2024年から医師の働き方改革がスタートして、他院が現状どうなっているのか知りたい。